Q.農薬散布する圃場からどれだけ離れていれば影響を受けないで済む？

A.農薬の種類・散布方法・地形・風向きなどで異なります。

防除対象が開花中の蜜源または花粉源作物であれば大きな被害は避けられず、その時期に周囲の山野や遊休地に豊富な蜜源植物が開花していれば、影響は少なくなるでしょう。 　

野菜作りが盛んな伊豆半島南部では、2km以上離れていても、南風が吹くたびに蜂が減ると訴える養蜂家があります（ドリフト現象）。

現在は浸透移行性の農薬が多く、土壌や水を汚染し，植物体内に吸収されて花蜜や花粉にも移行するため、長期間影響があります。しかし、被害の詳細な実態は不明です。