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Q.分蜂で蜂を逃がしてしまわないようにするにはどうすればよいか?

A.分蜂は蜂群が若い女王蜂に更新しようとするための自然現象ですが、収穫を減らさないためには絶対に許してはなりません。旧女王蜂と共に群の30〜70%の成蜂が飛び去り、その後は蜜が貯まらなくなってしまうからです。  女王蜂が産卵するための空巣房が不足すれば,更新王台が形成されます。旧王(母王)は、分蜂数日前から卵巣が萎縮して産卵が止まり、体も軽くなり、いつでも飛び立てるようになります。これを防ぐための対策があります。

⑴ 分蜂熱(更新王台形成)が起きる前に充分な空巣脾を与える。

  春に6枚以上の蜂児枠(産卵育児巣脾)ができれば,早めにすべての巣脾

 を継ぎ箱に移し、下段の育児箱に空巣枠または巣礎枠を入れる。

⑵ 採蜜に専念する。空巣房が増えれば、自然に王台形成を中止する。

⑶ 早めに新王に更新する。新女王に切り替わった群は容易には分蜂しない。

 旧女王蜂を処分または別群として分け、元群に更新王台を一つだけ残す。

⑷ 女王蜂の翅を切れば、一次分蜂(旧王分蜂)に伴う働蜂の減少は防ぐことができるが、分蜂現象を止めることはできない。一次分蜂群として飛び出た蜂は,飛べない旧王を地面に放置したまま元の群に戻る。巣内の混雑状況は変わらず、引き続いて娘処女王が分蜂すること(二次分蜂=未交尾分蜂)があり、

そのリスクはむしろ高まる。分蜂を抑えるには、採蜜することが最も有効。

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