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Q.保管しておいた巣脾が巣虫に食い荒らされてしまった。どうすれば被害を防げる? また食害された巣脾は再使用することができる?

A.食害の程度が軽微であれば、再び群に戻して使うことはできます。巣そのものや貯蔵花粉だけを餌にするので,特に衛生面を気にする必要はありません。ただし、蜂が食害部分を補修すると、すべて雄蜂巣房に変えてしまいます。

 巣虫の成虫は夜行性の蛾で、知らない間に飛んできます。小さく薄っぺらな体で、ミツバチが入れない木部の割れ目のような所に産卵します。蜂群が充実している間は、働蜂に攻撃されるため決して巣虫がはびこることはありません。極度に蜂が減った時は別です。巣虫の食害は、通常途保存中の巣脾に起きます。巣虫は気温が高いほど成長が早く,真夏には短期間で巣脾を食い荒らします。

これを防ぐためには、16℃以下の冷蔵庫で保存するか、2硫化炭素で処理した後、密閉して保存する必要があります。冷蔵はスペース確保が課題に、2硫化炭素は強引火性で危険な上、人体への安全性が問題になります。巣虫にだけ病原性を示す細菌利用の生物学的製剤(B401)があり、これが最も推奨できる方法です。我が国では弊社が特約販売店です。

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