バロア(ヘギイタダニ)対策の新戦略
女王蜂の産卵制限と隔離産卵 バロア(ヘギイタダニ)が存在しなかった時代、ミツバチは驚くほど増えたものです。流蜜末期に結果的に「無駄飯食い」に終わる蜂の誕生を抑えるために、女王蜂を隔離して産卵を制限する養蜂家さえありまし […]
フルバリネート抵抗性ダニへの対策
これ以上抵抗性を強めず、できるだけ早くフルバリネートの効力を回復するために フルバリネート抵抗性ダニ参考資料 アピスタンのメーカー・Vita Europe 社 HP 内、Monitoring Varroa Resist […]
ミツバチヘギイタダニ(Varroa)について
1:生息分布と歴史 20世紀初頭、東南アジアの東洋種蜜蜂(Apis.Cerana)に寄生するダニが発見され、Varroa(和名ミツバチヘギイタダニ)と呼ばれた。その後、1959 年、我が国で西洋種蜜蜂(Apis.Mel […]
ミツバチと情報伝達化学物質(セミオケミカルズ‐Semiochemicals)
はじめに 一匹のミツバチに刺された後は,引き続き攻撃されやすいことは養蜂家なら誰でも知っている。これは皮膚に刺さった刺針に付いている毒嚢から発散される匂い物質によって、後続の警戒蜂が惹き寄せられるためである。1959 […]
世界のへギイタダニ対策の新しい傾向と戦略
ミツバチの減少・消失の現状と原因究明 依然として、世界的なミツバチの異常な減尐・消失が続いている。アメリカの専業養蜂家の多くは、越冬のためフロリダ州など南部へ蜂群を移動する。2 月にカリフォルニア州でアーモンドの花粉交 […]
ミツバチ不足はなぜ起こるのか?~耐性ダニがもたらした危機~
※この記事は2017年に俵養蜂場ライブラリー向けに作成されたものです。内容や表記については当時の状況に基づいたものであり、現在と異なる場合がございますのでご了承ください。 1:花粉交配用ミツバチの不足の現状とその原因 […]
これからのバロア(ヘギイタダニ)対策PartⅢ 2022トピックス
耐性バロアにどう立ち向かうか? 世界中で長年使われてきたアピスタンに耐性を示すバロアダニが蔓延しています。 農薬マブリックの有効成分はアピスタンと同じピレスロイド系フルバリネートです。 ダニ類には強い毒性をを示す一方で […]
これからのヘギイタダニ対策(PartⅢ)
化学合成殺ダニ剤への耐性 長年使われてきたアピスタンに耐性を示すダニが蔓延し、世界の養蜂家が対策に悩んでいます。アピスタンの有効成分は農薬マブリックと同じフルバリネートですが、ダニ類には強い毒性を示す一方でミツバチには […]
ミツバチのグルーミングと寄生ダニ
対ヘギイタダニのグルーミング ミツバチには肉眼では見えない繊毛がほぼ全身に生えています。働き蜂が花を訪れて花粉を採集する時には、まずこの毛に付着した花粉を前肢と中肢を使って順に後肢の花粉バスケットに送り込んで花粉団子を […]
シュウ酸を用いたヘギイタダニ駆除の特徴
最も効果的・省力的・経済的な投与の方法とタイミングがあります。そのためにシュウ酸の性質とダニの寄生生理を充分に理解する必要があります。シュウ酸を糖液に混ぜ滴下するものと、熱で昇華させ噴霧する2種類の投薬方法があります。 […]